鯨肉は栄養豊富な健康食材

鯨肉は、牛肉と比較して高タンパク低カロリーでコレステロールも少なく、生活習慣病の予防に適した食材です。
ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、鉄分やセレン、そして多くの不飽和脂肪酸などを豊富に含んでおり、健康的な生活をおくりたい人に最適。
さらに、現在注目されている「バレニン」や「カルノシン」といった栄養素も豊富に含まれており、老若男女問わず、オススメしたい食材です。

アスリートに注目されているバレニン

バレニンはヒゲクジラの筋肉中に多く含まれる物質で、疲労回復や披露の軽減に効果があります。
バレニンについては、これまで実験の結果も少なく、効能については知られていませんでしたが、近年、日本鯨類研究所などが疲労軽減の効果があることを試験結果から導き出したことで、注目されるようになりました。

最近では鯨肉の缶詰を生産する際にできた煮汁などからサプリメントまで作られるようになり、疲労しきった現代人の生活をサポートする必須アイテムの一つになりつつあります。

また、体力の限界に挑むようなアスリートにも注目されており、健康食品メーカーのサンプリングの結果では、効果を実感したという感想が多く寄せられました。

認知症予防に注目されるカルノシン

バレニン同様に注目されている物質として、カルノシンが鯨肉には含まれています。

カルノシンは脳の神経細胞を保護し、認知症の予防効果が期待されています。

他にも筋肉で生成される乳酸を中和し、バレニンと同様に疲労の軽減に効果があることも知られています。

豊富な栄養素や不飽和脂肪酸

バレニンやカルノシンの他にもタンパク質や鉄分も豊富に含まれています。タンパク質は牛や豚、鶏などの畜肉と比較してとても豊富に含まれており、しかも良質なタンパク質が含まれています。鉄分も非常に豊富でなおかつ「ミオグロビン鉄」と呼ばれる吸収されやすい形態になっているため、他の畜肉などと比較しても優れた鉄分の供給源になると言えます。

またDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)といった多価不飽和脂肪酸が脂質の多くを占め、中性脂肪やコレステロールを減らす効果が期待でき、健康的な食生活に効果が期待できる食品ともいえるでしょう。
ビタミンB6(タンパク質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持に関わる)やB12(赤血球の形成を助ける)、ナイアシン(糖質や脂質の代謝と
皮膚や粘膜の健康維持に関わる)、セレン(ヒ素やカドミウム、水銀といった有害物質への対抗作用を持ち、それらの毒性を軽減する)といった健康維持に不可欠な栄養素も豊富に含まれています。